あなたのお子さんを診療する時、斎須歯科医院ではいつも心がけていることがあります。
それは、駄々をこねたり泣いたり笑ったりするお子さんは、大人と同様に、立派な一人の人間だ、と認識して診療に当たるということです。
たとえば生え替わりになる乳歯を抜く治療の時、お父さんお母さんは笑顔で、
「先生、この乳歯を抜いてください」
と私におっしゃいます。
おとなにとっては、些細なことなのですが、お子さんの頭の中では注射器が駆けめぐり、赤い血の色が思い浮かび、それはそれは一大決心が必要な出来事であるわけです。
そんな時、いつでも斎須歯科医院のスタッフは、お子さんに
「成長している喜び」
を伝え、
「こどもの歯とおとなの歯の交換が成長にとても重要」
であることをお子さんに分かり易く伝えています。
子供の歯を抜く治療の時ばかりではなく、あらゆる治療の場面で、
お子さん本人が納得する頃合いをみて、
「じゃあ、頑張ってやろうね」
とスタッフが優しく頭をなでながら話しかけます。
緊張した表情ながらも
「うん」
とお子さんが返事をする。
そんな関係をいつも探り続けています。
お父さんお母さんにとって安心な歯科医院は、お子さんにとっても安心な歯科医院だと、私たちは思いながら、みなさんの大切なお子さんを診療しています。
かわいい赤ちゃんが大きな産声を上げた時の家族中のお慶び、それは言葉に表せないほどのものだったと推察いたします。
その後、お子さんには乳歯が生えてきて、離乳食に気を遣い、むし歯にならないようにと、自分の歯を磨くことは忘れてもお子さんのちっちゃな歯は丁寧に磨いてあげたと思います。
私がお子さんの治療を通して感じますことは、３歳、４歳を過ぎた頃から急にむし歯が増える傾向にあるということです。
これは、お子さんがおとなと一緒にいろいろな食事をし始めて、ジュース類もどんどん飲み始めるという食生活の変化が第一の原因と考えています。
もう一つの原因は、お子さんへの仕上げ歯磨きが中だるみになる時期が３歳、４歳の頃かなということです。
おとなでさえ完全に歯ブラシを使いこなすのは難しいことで、お子さんが上手に磨けるはずはありません。で、仕上げ磨きを必ずやってあげることが必要ですが、毎日のことですので時々手抜きをしてしまうこともあるのではないかと思っています。
ぜひ今夜は、寝る前に、お子さんの頭を自分のヒザの上に乗せて、愛情たっぷりに歯磨きをしてあげてください。
何本か有ったむし歯の治療もいよいよ今日で終了する日、
「ヤッター、もう歯医者さんに来なくていいんだね」
そんなお子さんの声が診療室に聞こえます。
私はニコニコしながらお父さんお母さんに、
むし歯が治ったこと、
今後同じ生活（歯磨きの習慣やスナック菓子の食べ方等々）を続ければ再びむし歯が生じる可能性があること、
むし歯を防ぐには定期的に来院する必要があること、
これらを説明します。
斎須歯科医院では、お子さんのむし歯のない状態、あるいは治療が終了した状態を守るために２～３ヶ月に１度の定期管理をしています。
３ヶ月に１度ですと１年に４回の来院で、春夏秋冬に１度ずつということになりますね。
最初は、
「痛がらないのに歯医者さんに連れて行くのは面倒だなぁ」
と正直思うらしいのですが、実際に定期管理を続けますと、煩わしさは感じなく、逆にお子さんのお口の良い状態を守れる安心感が心を満たしてくれると、お父さんお母さんに言われます。
よくきかれます質問には、
「定期的管理っていったい何をするの？」
というのがあります。
お子さんの年齢によって違ってきますが、
- むし歯の有無をチェック
- 歯肉の腫れをチェック
- 歯磨きの磨き難いところをチェック
- 歯磨きの仕方を指導
- 歯と歯肉をクリーニング
これらのことを行います。ちっとも痛くなく、お子さんは笑顔で診療を受けています。
赤色がついている個所が歯の汚れです
もちろん幼稚園生と小学生、中学生では指導する内容も違いますが、それぞれの理解度に合わせて行っています。
どうしてこの定期管理が斎須歯科医院で出来るのかと言いますと、歯科医師２名、歯科衛生士５名の合計７名もの有資格者がスタッフとしていつもいるからなのです。
むし歯がある時だけ通うのではなく、むし歯にならないため定期的に通う。これが斎須歯科医院の小児歯科です。
斎須歯科医院の診療内容 各診療項目をクリックしてください。